逆ナンパ喫茶 池袋「アクアクラブ」れぽ
こんばんは。25歳素人童貞です。
我らが日本代表のワールドカップは終りましたね。皆さん、日本戦は見たでしょうか?
五反田東口のラブホ街を歩いていると、チャイナエステの女の人に「オニィサン、マッサジ、ドゥ?」って話かけられるのが世の常であります。ワールドカップで日本が予選でコロンビアと対戦している真っ最中、ワイはまさに五反田東口のラブホ街を歩いていたのですが、その時も「オニィサン、マッサジ、ドゥ?」て、チャイエスの女の人に誘われ、いつも通りスルーしたら「ワルドカップカッ!(怒)」というように、いつもは言われるはずのない無駄な捨て言葉を吐かれ、ワールドカップって理不尽だなぁと思った次第です。その後も五反田東口のホテルBIX辺りで「お兄さん!今1-0ですよ!美熟女どうですか!?」とキャバクラか何かのボーイの人に誘われ、そのとき日本がコロンビアに1-0で勝っていることを理解することができました。もちろん、その後に五反田でデリヘルを利用したのですが、会って早々女の子が「ワールドカップ見ていい!?」と言ってテレビをつけはじめ、その後シャワーで身体を洗うときも浴室に備えつけのテレビをつけ、プレイ終わりにも部屋のテレビをつけて結果を確認し、結局、日本が2-1でコロンビアに勝利したことがわかったのであります。これがデリヘル的ワールドカップ観戦です。
最近、池袋の「アクアクラブ」という逆ナンパ喫茶に行ってきました。逆ナンパ喫茶とはなんぞやというと、要は、女の人が男の人を選んで仲良くお話をする喫茶店というわけです。
池袋「アクアクラブ」のシステムは面白く、男性は1時間4320円を支払い、最初に簡単なプロフィールカードを書いて掲示板に張り出してもらい、後は4畳くらいの個室でソファに座りながら女の人を待つのみです。すると、掲示板のプロフィールを見て、暇そうにしている男の人の部屋ところに女の人が入ってきてくれ、仲良くお話をするというわけであります。
【池袋店】
— 出会い喫茶❤アクアクラブ (@AQUACLUB_) 2018年6月26日
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📷只今店内で遊んでいるオンナノコ💘💘#出会い喫茶 ☎0353966900 pic.twitter.com/UjhzL49Nwz
ピンク色のプロフィールカードが女性のもので、青いプロフィールカードが男性のものです。どうやら女の人は、男性の部屋に入る際は、男性のプロフィールカードの上に赤いマグネットを置いていき、「この部屋は女性が既に入ってますよー」ということを他の女性に知らせながら入室する画期的なシステムを採用しているようです。
この逆ナンパ喫茶のシステムを知った時に、ワイはすぐに利用しようと思いました。逆ナンパ喫茶は別に風俗ではないですが、風俗好きの理由と重なるところとして、お金を払っておけば女の人が頑張って動いてくれるのでこちら側の主体性は大していらないし、キャバクラとかと違って1対1でコミュニケーションができるという点があるのではないかと妄想しました。大人数で話すのなんてコミュ障には辛いですからね。もし、風俗で男性器を露出しながらでしか女の人と話せなくなってしまった人間の社会復帰プログラムというものがこの世にあるとするならば、この逆ナンパ喫茶が採用されることでありましょう。
というわけで先月、ワイも池袋「アクアクラブ」という社会復帰プログラムに参加してきました。池袋東口のラブホテル街近くの、なんてことないビルに向かいます。
このビルの7階に逆ナンパ喫茶の「アクアクラブ」があります。
エレベータで7Fに到着して目の前のドアを開けるとすぐに受付で、女性の店員の方が2名出迎えてくれました。入会金半額サービスで5400円を支払い、2時間7560円のコースを受講します。最初にプロフィールカードに自分の性格とかアピールを書く欄があったのですが、「初心者で右も左もわからないので色々教えてください!」と、完全業界未経験の風俗嬢の紹介文に書いてありそうな文句を書いておき、優しい女性を待つ作戦に。プロフィールカードを書いたら掲示板に張り出してもらい、部屋に案内されます。
4畳ほどのボロイ黒ソファが置かれたボロイ部屋に入ってすぐ、1人目の女の人が来ました。25歳素人童貞よりも少し年上くらいのお姉さんで、学生時代にキャバクラをやっており、その時にこの「アクアクラブ」をよく利用していたとのことでした。この日は30分後に池袋で友達とご飯に行く約束があり、それまで暇だから誰かと話をするために久しぶりに「アクアクラブ」に来たとのことです。元キャバ嬢のお姉さんは、逆ナンパ喫茶初心者のワイに、色々なことを教えてくれました。先に挙げた通り、アクアクラブにいる女性は掲示板に張り出された男性のプロフィールに赤いマグネットをつけてから部屋に来ることや、女の人は当日だと人が多すぎて断られることもあるから事前に予約してから「アクアクラブ」に足を運びに来ること、「アクアクラブ」に来ている女性は気に入った男性とは基本的には外では会わずに「アクアクラブ」の中で会う約束をすることなど、色々なことを教えてくれました。30分後には「ありがとうございました。また会ったらよろしくね!」と丁寧に頭を下げ、元キャバ嬢の女性は颯爽と帰って行きました。
1人目の女性が帰った5分後くらいにまたドアのノックが鳴り、次の女性が来ました。おそらくアラフィフくらいの女性で、なぜか入室してくる時に凄く不審そうな目をしながら入ってきました。言うなれば、下手な万引き犯の表情。メンタリストDaiGo的に考えるならば、万引き犯が自分が万引きをしていることを周囲に悟られないようにするには「別にバレてもかまわない」と頭の中で考えると、表情が強張らないので悟られにくいのです。でも、中には自分が万引き犯という負い目から、「お前、私のこと疑ってるだろ!」という表情がモロに表に出てしまう不器用な人間というのがおるのでありますが、アラフィフの女性がなぜか、まるでそんな下手な万引き犯の表情をしながら入室してきました。
女性「はじめまして」
ワイ「はじめまして」
女性「よく利用するの?」
ワイ「初めてです」
女性「へー、M?」
ワイ「えっ...まぁねぇ、Mですよ」
女性「乳首感じんの!?」
ワイ「それは感じますよ」
女性「へぇ~、うんうん」
ワイ「...どういう理由でナンパ喫茶に来るんですか?」
女性「ん~、まぁ気が合えばハグとかしてちょっとエッチなことしたり、コスプレ来たり。。そういうのが目的な人は正直にそう言った方がいいよっ!」
ワイ「そうなんですね」
女性「そうそう、でもデリカシーないのはダメだね!会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」
え?会って四言目で「乳首感じんの!?」って言った人が、その後すぐ「会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」とか言い出すんか。会って四言目で「乳首感じんの!?」って言ったくせに。。。
自分がエロトークをいきなり振られても全然平気なエロい人が会って四言目で「乳首感じんの?」って聞いてくるのは全然いいしむしろ一言目で聞いてほしいくらいだけど、「会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」という思想の持ち主ならば、会って四言目で「乳首感じんの!?」って相手にも言うべきではないだろう。ちゃんと心にもマン筋を通して生きてほしい。もうこの時点でワイはこのアラフィフ女性に対して不信感を抱き、おそらく下手な万引き犯のような表情になってしまっていた。
その後はこのアラフィフ女性がこれまでの人生で出会った最低な男の話や、アクアクラブに通えることはいかに楽しくどれだけ自由かを本当に綺麗でキラキラした笑顔で話してくれ、ワイも夢を語る男の隣にいるようなウキウキした気分で話を聞いていたのだが、「会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」と言いながら会って四言目で「乳首感じんの!?」って言ってくるような人の話にはさすがに共感しがたい。ワイの乳首にも聞いてみたら、乳首からしてもやはりこの女性には共感しがたいらしい。アラフィフ女性もワイとは進展がなさそうだと思ったのか、20分くらいしたら「そろそろ他の女の人とも話したいでしょ。最初はいろんな子と喋った方がいいよ」とにこやかに言葉を残し、最後立ち上がるときに「どうする?ここで今度待ち合わせする?」と誘ってきたが、「いや、また来た時に会うか会わないか運命に従うことにします。僕はMだから」と返事をして断った。これは別に皮肉でもなんでもなく、ワイは人生なんてマゾヒズムだと思っているし、それが唯一の幸せな生き方だと信じている。
ヨンコトメ・チクビカンジンノーが退出したあと、また5分くらいして次の女の人が来た。もう特徴を捉えるのが難しいくらいに普通に塩顔で普通のファッションをした普通の体型の20代後半くらいの女性だ。
女性「失礼します。すいません、入っていいですか?」
ワイ「どうぞ」
女性「えっ、いいですか?」
ワイ「どうぞ」
めちゃくちゃ躊躇しながら入ってきた。たぶん、ワイが「どうぞ」と言いながらも、ヨンコトメ・チクビカンジンノーのせいで下手な万引き犯の表情になってしまっていたから、3人目の女性が入室を拒否されてると勘違いしたのだろう。
女性「はじめまして」
ワイ「はじめまして」
女性「・・・」
ワイ「よく来るんですか?」
女性「まぁ、たまに...」
ワイ「何目的で来るんですか?」
女性「いや、特に目的はないけど話せればいいかなみたいな」
ワイ「へー、人と話すの好きなんですね」
女性「いや、そうでもないんだけど」
ワイ「そうなんですね、今日はたまたま話したい気持ちだったんですか?」
女性「いや、ちょうど会社の帰り道だったんで」
ワイ「へー、会社池袋なんですか?」
女性「違います、電車が通り道なだけで」
ワイ「へー、それって結構アクティブにここに来てますよね」
女性「いや、別にアクティブってわけでも」
ワイ「・・・」
女性「・・・」
この人がここに来てる動機がよくわからねぇ!
女性「さっき他の人と喋ってたんだけど、そのおじさんが一時間も自分のことばっかり喋ってきて」
ワイ「へー」
女性「なんかいるじゃないですか。こっちの反応関係なく自分の話ばかりしてくる人」
ワイ「いますね」
女性「それでさっきプラモデルの話を一時間されて。私別にプラモデルの話なんかわからないから適当に頷くしかないんですけど、」
ワイ「うん」
女性「それでも自分の話ばかりしてるから私の相槌なんて関係ないんですよwww」
やばい!こういうタイプの人苦手や!これは風俗とは違う逆ナンパ喫茶の落とし穴だ。風俗のように金額に見合ったサービスではなく、ただ場をセッティングするだけというナンパ喫茶のようなところには、男性がお金を支払っているのに対して、来ている動機もよくわからなければ何が楽しいのかわからないがただただナンパ喫茶コミュニティの中のネタだけで世界を回していく無料コンテンツ乞食みたいな女性とも遭遇するのだ!あれだ、ネットで有名ブロガーに無料でアドバイスを求めながら結局何をやりたいのか意味のわからないワナビのブロガーくらいに意味のわからない奴だ。そんでお金稼いでる有名ブロガーから
「相談を求められてアドバイスしても、100人の中で実際に動くのは2、3人しかいない!その中で成功する人は1人いればいい方。もう時間の無駄だと思うようになってきた!」
とかSNSで遠まわしに愚痴言われちゃうタイプの奴や。だって、ワイも思ったもん。この人と喋っていても「ワイの時間が無駄だっ!」って。でも、ワイがそう思ってしまうのも仕方がないところがあって、だって、池袋アクアクラブは女性が無料で参加できるのに比べて、男性は1時間4320円払っているからね。1時間4320円ということは、8時間で約35000円。1か月20日が労働日とすると、約70万円になる。しかもこれはあくまで目の前にいる女性との差額だからね、女性の平均月収が18万円くらいだとすると、アクアクラブにいる時のワイの月収は88万円ということになって、年収で換算すると立派な1000万円プレイヤーだ。「ブログだけで年収1000万円稼ぎました」ってなったら、もう有名ブロガーだし、さらなる拡大を求めてオンラインサロンを開くし、オンラインサロンを開く時は他のブロガーにも夢を見させたいし集客のためにも「ブログだけで年収1200万円稼ぎました!」ってちょっと盛って言うくらいのレベルだからアクアクラブのボロイ黒ソファに座ってる時点でワイの年収は1200万円なんですよ。そんでオンラインサロンがうまくいって収入が増えて本当に年収が1200万円に到達するんだ。そしたら、この「先に高い年収を言って集客をすると後から本当にその年収になることができる」という情報教材ビジネスにありがちなちょっと薄汚れたビジネスモデルをオンラインサロンで知り合ったお気に入りのブロガーには秘密の稼ぎ方の話として共有して、ネット上では「まず自分の目標を口に出すことから始めましょう」「思考は現実化するんです」とかいう綺麗な言葉に変換して多くの人にマウンティングをするんだ。そしたら年収600万円のブロガーは「ブログで年収800万円になりました!稼ぎ方教えます!」ってnoteで情報を売り出すし、年収300万円のブロガーは「ブログで年収500万円になりました!稼ぎ方教えます!」ってnoteで情報を売るんだ。んで年収が低くてリテラシーが低いブロガーほど「思考は現実化する」というメソッドと「嘘ついても儲ければいいっしょ!」の微妙な境界線がわからなくて挙句の果てにただの詐欺師が誕生するんだ。こうやって善良な人間たちによる自発的なねずみ講システムは確立していく。池袋アクアクラブっていうのはね、ワイみたいな年収の低いカスみたいな人間でも、ねずみ講システムを牽引していくカリスマみたいな気持ちにさせてくれる、そんな素敵な場所なんだ。それなのに目の前に何をしたいのかよくわからない人が現れたら、「ワイの時間が無駄だっ!」って思っちゃう。ぶっちゃけワイもアクアクラブに何しに来たかよくわからないけど、それでも自動的に年収1200万円の人間になるシステムだから傲慢になっちゃう。でも残念なことに、実際のところのワイは行動に移せない年収カスの人間だから「ワイの時間が無駄だっ!」とか思いながら、1時間自分の話ばかりするおっさんの愚痴を、1時間聞いた。
こうしてワイのアクアクラブの2時間は終わり、部屋を出た。すると別の部屋から、ヨンコトメ・チクビカンジンノーが出てきて廊下で鉢合わせをしたのだが、彼女は部屋から出てくる時もまた、下手な万引き犯の表情になっていた。