2018年の締めは昼休みピンサロダッシュ
こんばんは。26歳素人童貞です。12月31日も圧倒的孤独です。
笑顔が止まらない 踊るココロ止まらない
動き出すよ 君の元へ 走れ! 走れ! 走れ!
仕方がないので、フリー6000円で入って、すぐに案内をしてもらうと、ショートヘアで落ち着いた性格の、ちょうどいい感じにバイト感覚でピンサロをやっているような女性がやって来ました。ただのバイト感覚ではなく、いい感じにバイト感覚というのは、やる気はそんなに無さそうだけど、心のバリアは無さそうな、人間味の溢れている感じです。
「今日は仕事?」
「うん、仕事だよ」
「あ~、年末だから午前中で終わりとか?」
「いや、仕事納めまだだから、普通に終日仕事だよ」
「営業の外回りのついでとか?」
「いや、デスクワーク。ただの昼休み」
「フンッ」
私は、こういったピンサロ嬢の反応が心底好きでたまらないです。仕事がない人、仕事が休みの人、学生、営業で外回り中の人、いろんな人が昼の時間帯にピンサロに来るようですが、1時間しかない昼休みに来るデスクワークのサラリーマンは本当に稀なようで、心の底から鼻で笑ってくれます。かけがえのない表情です。
少し会話をした後、Yシャツと、スーツのズボンと、靴下と、それから中に着込んだヒートテックを上下共に脱いで、裸になります。ピンサロ嬢の方は、いい感じにバイト感覚でやってる子なので、当然のように何も服を脱ぎません。おしぼりでちんちんを拭かれて、手コキをされながら、ひたすら下着の上からピンサロ嬢のお尻を触ります。
「いいお尻してるね」
「そう?」
「なんか運動してたでしょ」
「うん」
「これは運動してる人のお尻だからね」
「そんなのわかるの!?」
「わかるよ」
「何が違うの?」
「運動してる人はね、お尻を揉んだ時に、内側から戻ってくるものがあるよ」
「え~、今まで何人のお尻を揉んできたの~!」
「デュフフ。アッ」
お尻を揉みながら喋っていたら、あっさり発射させられてしまいました。
「名刺書いてくるから待っててね」
ピンサロ嬢は着衣のままプレイをしていたので、ちんちんをおしぼりで拭いた後すぐに名刺を書きに待機室へ向かってしまいました。その間に私はヒートテック上下2枚ずつと、Yシャツとズボン、それから靴下を再び身につけ、ネクタイを締めます。しかし、右足の靴下が見つからなくなってしまいました。ピンサロの店内は暗く、靴下も黒かったので、ソファの上を手で弄るように探したのですが見つからず、焦っているとピンサロ嬢が戻ってきました。
「どうしたの?」
「靴下が見つからないんだ」
「えー」
ピンサロ嬢もソファの上を手で弄りながら探してくれます。
「見つからないでしょ」
「うん、ここにないってことは、たぶん貴方が身に着けてるんだよ」
「そうだね、ヒートテックを着なおした時に、靴下がどこかに巻き込まれてるのかもね」
「そうだよ、大丈夫。貴方は靴下を身に着けてるから、大丈夫だよ」
そう言われながら手を引かれ、出口まで送ってもらいます。
「お仕事、頑張ってきてね」
まるでドラマに出てくる嫁のようなセリフと共に、襟元とネクタイの位置を直してもらい、そのままお店を出て職場へと歩を進めました。職場へ帰る途中、ピンサロ嬢から貰った名刺を手に取りました。
「今年はどんな年だったー? また来年おいでよ」
そんな言葉が書かれていました。
今思えば、年末に「今年はどんな年だったー?」と聞いてくれるような人が近くにいない人生だったので、少し感動しました。せっかくピンサロ嬢がそんなことを聞いてくれたので、今年を振り返ろうと思います。風俗に行った話はブログ記事にしてあって振り返るまでもないので、それ以外のことで。
タモリ倶楽部がオンエアされた
今年の1月に「痴の巨人 デリヘル・ビッグデータをついに解析!?」がオンエアされた。デリヘル嬢の紹介文を分析して、ランカー嬢とそうでない嬢の紹介文の違いをブログにまとめたら、初期アイコンの怪しいTwitterアカウントから「タモリ倶楽部の番組スタッフです」 って連絡が来たので話に乗っかってみたら、本物でビックリした。タモリさんに実際に会えるという話であるなら、そりゃ迷うことなく行くでしょという気持ちになった。
この前『水曜日のダウンタウン』という番組で、日本人に最も知られている日本人は誰かという調査をしていたけれど、1位がタモリさんだった。
世界大戦後の人口爆発の後の世界で、最も日本人に知られている日本人であるということは、日本史の中で考えてもタモリさんほど同時代の日本人に知られて生きてきた人はいないというわけだ。そもそも昔は日本人自体が少ないわけだし。そういった意味で、動く歴史と出会って会話をすることができたという気がして感動だったし、とにかく畏れ多かった。番組がオンエアされても、会社の人や家族にバレなくて良かった。
電動自転車買った
YAMAHAの電動自転車を購入した。今年で一番よい買い物だったかもしれない。
YAMAHA(ヤマハ) 2018年モデル PAS BraceXL
例えば池袋の場合、徒歩だったら風俗店の受付所やラブホテルまでに15~20分かかっていたところ、5分くらいで到着できるようになった。電動じゃない自転車だと自転車を漕ぐにも労力を使わなければならない面倒くささがあるけど、電動自転車はほぼ労力いらずに勝手に走ってくれるので本当に尊い。何より漕ぎ始めがスムーズなのがよい。普通の自転車だと、信号で止まる度に労力のいる漕ぎ始めが発生するが、電動自転車は漕ぎ始めも労力いらずなのがよい。ポケモンの自転車と同じ感覚。だって、ポケモンの自転車は漕ぎ始めもスムーズでしょう。電動自転車を買うと、ハナダシティで自転車を貰った後の世界くらいに人生の快適さが変わった。
風俗経営者の知り合い&新宿で飲む機会が増えた
Twitterから知り合ったり、知り合いを紹介してもらったりして、風俗経営者の知り合いが増えた。私みたいなアイデンティティのふわふわした謎の立場の人間とも仲良くしてくれる風俗経営者の人って、性格がねじくれてる変な人が多くて面白い。あと、基本的に皆さん年上で私より遥かにお金を持っているので、いつもご飯を奢ってくれる。ご飯を奢ってくれない風俗経営者を見たことがない。私は風俗に行くのに必死でお金がないので、飲み代を奢ってくれるのは本当にありがたい。感謝してもしきれないので、いつも感謝しないようにしている。
飲む場所は、新宿が多くなった。今まで新宿で飲む機会なんてゼロだったけど、急速に新宿で飲む機会が増えた。
ブログのアクセス元を見ると、実は新宿からのアクセスがダントツで多かったりするので、新宿で飲むというのは思想的に考えると正しいのかもしれない。それにしても私のブログだから新宿からのアクセスが多いのか、それとも一般的にブログというものは新宿からのアクセスが多いのか。他のブログの事情を知らないので、ブログに詳しい人、教えてください。
あと、風俗経営をしているような人は夜型の生活を送っている人が多いので、深夜から始まって朝まで飲むことが多くなった。そのせいで生活が乱れて、口内炎が発生する機会がめちゃくちゃに増えた。
結婚する人が現れた
「素人童貞が私のブログをリツイートしたことによって今の旦那が私の存在を知った」と言い出す元風俗嬢が現れた。ネット上の出会いのきっかけになれた。そのおかげで一度ご飯を奢ってもらいましたが、結婚は一大イベントなので、一度ならず、二度も三度も奢っていただきたい。
「25歳素人童貞のツイートきっかけで知り合った人と結婚した」という元風俗嬢が現れたので、奢ってもらっています pic.twitter.com/IN5OxsJRcJ
— 26歳素人童貞𝒶.𝓀.𝒶.素童 (@sirotodotei) 2018年8月23日
ご結婚おめでとうございます。
本を出版した
ヒッピーみたいな身なりの、何を考えているのかよくわからず、仕事ができるのかできないのかもよくわからない、本当にアイデンティティの不安定な編集者の方がTwitterのDMで連絡をくれ、本の出版をしてくれた。自分のブログが本になるとは全く思っていなかったので、こういった機会をくれ、とてもありがたかった。担当編集者さんとは何度か飲んだけど、結局、何を考えているのかよくわからず、見ているだけで面白い人だった。急にこの意味不明な販促動画を作ってくれたのだけど、この動画の掴み所のない奇妙な感じが、担当編集者さんの全てを表してる気がする。
男の人の、少し小難しくて可笑しく表現する文章が好きで、はじめてブログを読んだ時から気になっていた人の本。
— 『昼休み、またピンクサロンに走り出していた』新刊11/10発売 (@pinksalondash) October 28, 2018
バカだなぁー、でもいい表現だなぁー、風俗って極めると哲学しちゃうんだなあって担当は感想を持ちながらケラケラしながら校了しました。
早く発売してみんなに読んでほしい!#昼ピン pic.twitter.com/bjNC7W2DYC
本に関しては、Amazonのレビューよりも、読書メーターの書評よりも、風俗嬢の方々に写メ日記で取り上げてもらった機会が圧倒的に多く、出版前には想像もしていないことだったので嬉しかった。出版前は担当編集者さんと「これ発売したら昼休みにピンクサロンに行く人が増えるんじゃないですかね!?」なんて話をしていたけど、そんな報告は今のところ一つもない。
それと、本を出したら、今まで風俗の話をしていない人が風俗の話をしてくれるようになったり、今までただ風俗店や風俗嬢についての話しかしていなかった知り合いが、なぜ自分は風俗に興味があるか等のエモい話をしてくれるようになったりした気がする。
ロフトプラスワンでイベントやった
無名な人間の出版記念イベントでロフトプラスワンほど人が収容できる箱を選ばなくてよかったのでは? という疑念が直前まで止まらなかったけど、当日は142人のお客さんが来てくれて良かった。普通のイベントだったら142人も来てくれるなら、「このイベント行きます!」「イベント行ってきました!」という報告がTwitterでたくさん流れるものなのに、風俗イベントだからかそういったツイートがあまり見られなかった。人はたくさん来たものの、一体どういう人が来たのかよくわからないまま終わっていった不思議なイベントだった。
イベント内容としては、登壇者の方々が司会やトークを頑張ってくれ、ちゃんとイベントっぽくなってたので良かった。私は途中までトークを頑張ってた気がするけど、途中から登壇者の人たちが喋ってるのを見てるのが普通に面白くて、普通に笑って観戦してしまった。トークイベントに登壇するって割と難しいことなのだなと思った。
好きな漫画家や作家の人に会えた
イベントで二村ヒトシさんを呼んでお話ができたり、その他にも本を出版した後に知り合いの方に漫画家さんや作家さんを紹介してもらえたのですが、悉く自分が大学生の頃に影響を受けていた人たちに実際に会うことができ、皆さん私の本を読んでくれて感想まで言ってくれたので、万々歳でした。本の売れ行きはそんなに良くないみたいなので、担当編集者さんや出版社には申し訳ない気もしますが、個人的には憧れていた人と話のできる機会が生まれたので本当に良かったです。
ということで、今年は風俗以外で人と関わる機会が多い一年でした。私はあまり社交的な人間ではなく、気難しい部分もあって他人とうまくいかないことも多々あるので、上手に関わってくれている方々に感謝です。来年も適度に仕事をしつつ、風俗を楽しめればと思います。来年もどうぞよろしくお願いします。
ちなみに、ピンクサロンで見つからなくなってしまった右足の靴下ですが、仕事が終わって家で小便をする時に、ヒートテックのズボンの中からポロっと出てきました。