プロフィール

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26歳素人童貞 a.k.a 素童

T179 B92(A) W73 H89

血液型B
出身地栃木
性格つらい
好きな食べ物カレー
好きな飲み物イソジン
マイブーム逆指名カードを貰いに行くこと
ファーストキスの味は?イソジン
初体験のシチュエーション小山セクシービーム
チャームポイントやくみつる似の顔
店長からのコメント
2018/11/10(土) 風俗エッセイ
『昼休み、またピンクサロンに走り出していた』が発売されました。全然売れないです。
店長からのコメント
完全業界外未経験の正真正銘の素人童貞です。
『日暮里駅前クンニ塾』で100点中45点を叩き出した子です。
スケジュール
9/2(月) 9/23(火) 9/4(水) 9/5(木) 9/6(金) 9/7(土) 9/8(日)
 10:00 ~ 18:00   10:00 ~ 18:00   10:00 ~ 18:00   10:00 ~ 18:00   大久保で飲み会   母親が来る   CoCo壱 

正しいケツの拭き方と出逢った話

 ケツ毛が生えてる皆さん、こんばんは。ケツ毛の生えていない皆さんも、こんばんは。ケツ毛の有無によって人間は差別されるべきではないと考えております、26歳素人童貞です。

 

 どうして耳に毛が生えているのだろう、どうして鼻に毛が生えているのだろう、幼い頃にそうした疑問が思い浮かんだ時、親や友人などの口から必ず出てくる言葉が「毛が生えているには理由があるのだ」というものだ。幼い頃にはそれなりに納得したものだが、大量にケツ毛が生えてしまった今、「毛が生えているには理由があるのだ」なんて言葉を聞いたところで、その言葉を真に受けることができなくなってしまった。

 

 だって、お尻はいつも布の下にあるわけだし、ちゃんと肉もついてるから、ケツ毛が特別に肛門を守ってくれているわけではなさそうだし、なにより、大量にケツ毛があるせいで、うんぴっぴをした後にトイレットペーパーでお尻を拭く時間が余計にかかるようになってしまったからには、どちらかと言えばケツ毛は人間に資するものではないのではないかという考えが自分の中で大きくなってきた。

 

 「会社はいつでも辞められるから、ブラック企業の問題は働いている側の問題でしょ?」

「やる気さえあれば、成功できるよ。成功できていないのは、君のやる気がないからだ」

こういった言葉は、地位やメンタルが強い人間の側の論理であるのではないかと思うのだが、それと同様に「毛が生えているには理由があるのだ」というのも、もしかして毛側の論理なんじゃないかと疑わしくなってきた。何の理由もなしにたまたま生えてしまった毛たちが、自分が生えたことに確かな理由があると思いたいから「毛が生えているには理由があるのだ」なんて言い始めるし、毛が自分に都合の良い仲間を増やすために「毛が生えているには理由があるのだ」と、他人を説得しようとしているのではないかと思う。もしも貴方が「なんでケツ毛は生えているんだろう?」と口にした時に、「毛が生えているには理由があるのだ」なんて言ってくる人が周りにいたら、そいつは人間の形をしたケツ毛の可能性がある。そういうことを言ってくるケツ毛野郎は、拭き漏れたうんぴっぴが毛に絡まって異臭を放っていると思うので、間違って近くで臭いを嗅がないように気をつけよう。

 

 そんなわけで、26歳になってケツ毛が成熟期を迎えてしまい、自分はうんぴっぴを拭くのに膨大な時間を取られているのではないかという不安が人生の重荷になっているのが現状だ。そこで、2019年はケツ毛の永久脱毛の年にしようと決意した。既にケツ毛の永久脱毛を達成した友人に、湘〇美容クリニックの紹介をしてもらう手筈も整えた。

 そうした準備をする中で、どうせ高い金と長い時間をかけて永久脱毛をするなら「本当に私はケツ毛のせいでうんぴっぴを拭く労力がかかっていたのか?」という謎について真剣に検証をしたいと思った。そこで、まずは1月の間はケツ毛の脱毛はせず現状のモサモサの状態のままで、うんぴっぴをトイレットペーパーで拭く時間を毎日記録し、その後2月頃からケツ毛のレーザー脱毛を開始して、そのままうんぴっぴを拭く時間を毎日計測をし続ける計画を立てた。これを続ければ、脱毛をしたら本当にうんぴっぴを拭く労力が軽減されるのかがわかるに違いない。というわけで、年末からうんぴっぴを拭く時間をGoogleスプレッドシートに記録し始めたのである。

 

 この世の多くの検証がそうであるように、実際に検証を始めてみると、思いもしなかった壁にぶつかった。

 

「私たちは何をもって〝うんぴっぴを拭き終わった〟ことにしているのだろうか?」

 

ケツを拭いていく中で、そうした疑問が生まれた。

 

 ケツ毛を脱毛した後でうんぴっぴを拭く時間が変化したかを調べるためには、もちろん、日々のケツの拭き方を一定にしなければならないのだ。日々ケツを拭く中で「今日はこのぐらいでいいかな」「今日は頑張って拭こう」なんて気分で拭き具合を変えていては、検証にならなくなってしまう。脱毛をすること以外の条件はなるべく変化させないことが、誠実な科学的な態度というものだ。そういったことを考える中で浮上してきた問題が、「私たちは何をもって〝うんぴっぴを拭き終わった〟ことにしているのだろうか?」という問題であった。

 

 もちろん、多くの方がすぐに思いつくように「完璧に拭き終わった時がうんぴっぴを拭き終わった時だ」と、まず第一に考えた。そこで、すぐに次の疑問が生まれた。

 

「いままで私は本当に完璧にうんぴっぴを拭いてきただろうか?」

 

もしこれを宮沢賢治風に言うならば、

 

「いまゝで私はほんたうに完璧にうんぴっぴを拭いてきただろうか?」

 

となる。

 

 そこで私は、まずは自分の今までのうんぴっぴの拭き方を見直してみる必要があると感じた。その考えに至ったのは、ケツを拭く時間を計測して実に5回目の排便の時であった。これまで何となく前から後ろに手を動かして拭いていたが、後ろから前に手を動かして拭いてみることにした。すると、取れる取れる、うんぴっぴが、面白いように取れるのだ。すぐに「私の肛門、上向き仮説」を心の中で提唱することにした。何となく「ケツは前から後ろに拭く」と昔に習った覚えがあったが、よくよく考えてみれば肛門は人によって向きが違うはずであり、そこを考慮することが大切なのは簡単に想像できた。肛門のダイバーシティだ。私はリベラルな価値観を根底に持っているため、肛門のダイバーシティを前提とした「私の肛門、上向き仮説」を素直に受け入れることができた。

 そして、さらに完璧に拭き取るために、ケツの穴をガッと開いて拭きまくるという、いかにも正しそうな拭き方を初めてみた。すると、うんぴっぴが面白いように取れる取れる。あまりに取れすぎて、文字通りケツを拭く手が止まらなくなってしまった。そして、いつの間にか血も止まらなくなってしまっていた。そう、肛門が切れたのだ

 

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 毎日うんぴっぴを拭く時は携帯のタイマーで時間を計測してGoggleスプレッドシートにまとめていたため、エビデンスが残っているのだが、ケツの拭き方を変えてみた1月9日に私は会社のトイレで7分間もケツを拭いていたのだ。トイレの狭い個室の中での7分間というのは、このトイレの中は無限の時間が流れているのではないかと思うほどに長かった。そんな長い間ケツを拭き続けることで、私のケツは見事に切れ、その日の内に切れたところが腫れあがり、お手本のような切れ痔になってしまった。

 どれだけ私が傷ついていたか、それは数字にもしっかりと現れている。ケツの拭き方を変えてみた1月9日より前は、トイレットペーパーを手に取ってからケツを1スクロール分拭くのに平均10秒前後しかかかっていなかったが、1月9日以降はしばらく1スクロールするのに平均して20秒弱の時間がかかってしまっていたのだ。今から振り返ってみると、その時の私は「もう怖い、ケツが痛くて拭くのが怖い・・・」という精神状態になっており、ケツ拭きのパフォーマンスが著しく低下してしまっていた。ケツ拭きイップスのような状態だ。

 

 これはどうもおかしいと思った。自分は何か間違った拭き方をしているのではないか。そこで何かの文献にあたってみようとamazon「お尻 拭き方」と検索をしてみたところ、「痔と大便の後のお尻の拭き方の意外な関連性」というkindle書籍だけが目の前に現れた。

 

痔と大便の後のお尻の拭き方の意外な関連性

痔と大便の後のお尻の拭き方の意外な関連性

 

 

藁にも縋る思いで即購入して読んでみたところ、「右の手で拭いていたのだが、医者に『左の手で拭いてみろ』と言われたので左の手で拭くようにしたところ、重度の痔が治った」という、まるで聖書の気の利いた小話かのようなエピソードが半ページ書かれただけの怪奇文書であった。半ページという驚きの分量で108円である。世の中にはこんな怪奇文書が平然と売られているということを知れた体験はかなり衝撃的で、個人的には300円くらいの価値が得られたと感じた。この著者は他にも「女性のための恋愛運封殺を解除して初歩的霊視初体験のための366日誕生日別呪文集」や「二川桂輔の霊的ウィルス対策の第一人者になれるかもしれない呪文」というような、タイトルから想像するにおそらく怪奇文書であろう書籍をいくつか出版しているので、先に著者について念入りに調べるべきだったと後悔している。中でも「五岳真形図色紙作成方法と犬にカタカナロシア語を教えながら考えた破滅的なこと」というタイトルの書籍がかなり文学的で良さそうなのだが、これが24ページで2057円もするので、さすがに買う気にならない。誰か読んだ人がいたら感想を教えてくれ。

 

 

 ということで、改めてグーグルで「お尻 拭き方」と検索したところ、鵜川医院の医師、鵜川邦夫さんが書いているブログに出会った。

 

 

 

『うんちをしたあとはお尻の粘膜が脱出するのでそれをもとに戻さないまま拭くのは間違ってる。』

 

『したがって排便後、まずはきちんとお尻の筋肉をしめましょう。』

 

『ウォッシュレットを使って「いてっ」と感じたら、まだ粘膜が収まっていません。』

 

『戻さないまましつこく拭いて「きれいにならない、きれいにならない」と言っている方がいます。粘膜が刺激されてひどい事になっていますからすぐにわかります。あんまりお尻をいじめないでください。』

 

 

 まさに至極の名言の乱れ打ちといったようなブログ記事で、私がトイレの個室で7分以上も「すごいうんぴっぴが取れる!すごい取れるぞー!」と思いながらケツを拭いていたのが完全に間違っていたことに気づかされた。採取できる目の前のうんぴっぴの量にばかり気を取られ、自分が傷ついて痔になってしまっていることに気づいていなかったのだ。まるで目の前のPV数に振り回されて自分が傷ついていることに気づかない、病んでるWEBライターのようなケツの拭き方をしてしまっていた。

 

 このブログ記事を読んだ後は、鵜川邦夫氏の言うように排便後しっかりケツの筋肉を締めてからうんぴっぴを拭くようにしてみたところ、改めてケツを拭く時間が短縮され、痛みもなくケツを拭くことができるようになった。ケツの拭き方2.0の世界に足を踏み入れた気分だ。ケツの拭き方をアップデートせよっ!

 少し遠回りをしてしまったが、これからはこの肛門に無理のない仕方でケツを拭き、その時間を記録していこうと思っている。1か月間はケツ毛のある状態で時間を記録していきたいので、ケツ毛の脱毛は少し遅れて2月の中旬あたりになりそうだ。