本が出ることになりました
こんばんは、25歳素人童貞です。
先日、池袋のピンクサロンをフリーで利用したら、見るからにエロそうな雰囲気の漂っている黒髪清楚系でムッチリとした20代中盤くらいの女性がやって来ました。話を聞くに、昼職でツアーコンダクターをやっているらしいのです。その女性はこの日、夜の20時からピンクサロンに出勤だったのですが、なんと、お昼まで中学生の修学旅行で奈良まで付き添っており、そこから東京に戻ってきてそのままピンサロに出勤してきたとのことでした。
「こんなにエロい雰囲気漂ってるんだから、一緒にいた中学生男子が欲情してたんじゃない?」
「お寺でお坊さんから話を聞いてる時にね、近くの男の子たちが、『お姉さんと一緒にお風呂入ろうって誘えよ!』『嫌だよ!』みたいにコソコソ話してたから、『はいはーい、全部聴こえてますよ!』って言って黙らせたよ!」
私は、確信犯的に中学生男子の話を振りました。なぜなら、まさに私が、修学旅行の時にツアーコンダクターのお姉さんに欲情しがちな中学生男子だったからです。
もしも中学生の頃の私が、目の前にいるツアーコンダクターのお姉さんが夜は東京に戻って風俗で働いているなんてことを知ったら、風俗でそのお姉さんと遊ぶことのできる客が勝ち組だと思っていたに違いありません。大人になった今、実際にツアーコンダクターの女性とピンサロで出会ってみると、中学生男子だった頃の自分が思い描いているような勝ち組気分が味わえるわけではないということを悟ってしまったのですが、それでもやっぱり、風俗でツアーコンダクターの女性と一緒にいる自分は中学生の頃の自分よりちょっと勝ち組だな、って思いました。
昼休みピンクサロンに走り続けてたら、本が出版されることになりました 。
走り出した 足が 止まらーない!
小学校の通学路がコミュニティ道路だった。コミュニティ道路というのは、地面が落ち着いた色合いのタイルで埋められていて、歩道から車道に浸食するように植木のスペースがあり、車がスピードを出せないように設計されている道路のことである。小学生の頃、そんなコミュニティ道路で「色のついたタイルを踏んではいけない」という自分ルールを設定しながら、1人でよく下校していた。
たまに誰かと一緒に帰るときは、勃起したちんちんを見せ合っては「すごい!お前の勃起はすごい!」と褒め合いながら一緒に歩いた。何のために男性器が勃起しているのか、勃起した男性器は何の用途に使われるのか、そんなこともよく理解していない時点での原初的な勃起である。「お前の勃起はすごい!」そう仲間たちと褒め合う以外に、原初的な勃起の扱い方があっただろうか。
2年前から正社員で働き始めて稼ぎを得てからは、自由に使えるお金が増えたためデリヘル熱が高騰したが、2年もそんな生活をしていると「働いていてもデリヘルを利用し続けている限りは貯金が全く貯まらない」という資本主義の原理が垣間見えてくる。だから最近は、30分4000円ピンサロ熱が再燃してきている。カール・マルクスが『資本論』の中で資本主義の原理を解き明かしたのは彼が40代の頃だから、我ながらなんと早熟なのかと感心する。齢25歳にして、デリヘルから資本主義の原理を解き明かしてしまった。万国の素人童貞よ、ピンサロせよ!
- 作者: マルクス,バラエティアートワークス
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2008/12/01
- メディア: 文庫
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そんなこんなで最近はピンサロのことばかり考えているのだが、ピンサロに行く日を決めるとき、ついつい子供の頃からの癖が出てしまい「過去にフリーで入った女の子が出勤している時はピンサロに行かない」という独自ルールを発生させてしまっているのが正直なところだ。同じ店にフリーでピンサロに行けば行くほど、誰か入ったことのある女の子が出勤する可能性が指数関数的に高くなっていくので、どんどんピンサロに行くのが難しくなっていく。それはまるで、「色のついたタイルを踏んではいけない」というルールを設けて歩いていたら、色のついたタイルが時間と共にどんどん増えていくような、そんな世界観である。そんな生活を続けているため、今となっては2週間に1度ピンサロに行ければいい方だ。それ以外の日には、誰か以前に入ったことのある女の子が出勤しているので、ルール上行くことができない。このくらい制限がかかっていると、出勤してる女の子が全員お相手したことのない日と出会った時、「ここしかない!」と思って、強い気持ちでピンサロに走り出すことができる。いや、ここまでくると、もうピンサロに行く日は自動的に決められており、自分は走らされていると言っても過言ではない。私がピンサロに行くのではなく、ピンサロが私の方にやってくるのだ。
もちろん、ピンサロに行くのは会社の昼休みの時間内であるということも自分の中のルールとして決まっている。ちょうど昨日の話だが、ピンサロの出勤表を確認したところ、12時~16時の間は全員今までお相手したことのない女の子が出勤している日であった。私は昼の12時になった途端に、会社から飛び出してピンサロへと走り出した。正直なことを言うと、2年も池袋に住んでいるし、もうピンサロダッシュも10回近く遂行しているため、そんなに一生懸命に走らなくても悠々自適に昼休みにピンサロに遊びに行けるようになってしまった。もっと言ってしまえば、「このルートから行けばあそこの風俗店の受付所の前を通っていけるな」「このルートから行けばラブホテルの前を横切っていけるな」など、より性的なパワースポットを通りながらピンサロに向かうというようなことまでできるようになってしまっている。そんな風に小慣れてしまうと、ピンサロダッシュの〝ダッシュ〟感が薄れてしまってきてしまうので、昨日はチャットモンチーの『風吹けば恋」をイヤフォンで聞きながら走った。「走り出した 足が 止まらーない!」で有名なあの歌である。
はっきり言って努力は嫌いさ
はっきり言って人は人だね
だけどなぜ窓ガラスに 映る姿気にしてるんだ?
だけどなぜ意地になって 移る流行気にしてるんだ?
はっきり言ってお伽話は罠
期待したってかぼちゃはかぼちゃ
だけどもうだめみたいだ 何だか近頃おかしいんだ
だけどもうだめみたいだ 何だか近頃おかしいんだ
サビしか聞いたことがなかったので、初めて通しで聞いてみて驚いた。サビの疾走感からは考えられないほど、鬱屈としている歌い出しだ。25歳素人童貞も、営業職でもないのに昼休みにピンサロに行くっておかしいんじゃないかって薄々思っていながらも、そんな気持ちに蓋をして生きているのだけれど、「だけどもうだめみたいだ 何だか近頃おかしいんだ だけどもうだめみたいだ 何だか近頃おかしいんだ」なんてフレーズがイヤフォンに立て続けに響くと、自分も何だか近頃おかしいんじゃないかと不安になってしまった。しかし、もう25年も生きていると、無駄に気持ちの整理の仕方もわかってきてしまっているので、「おかしいのは近頃じゃない、昔からだ!」と考えることで何とか落ち着きを得ることに成功した。「何だか近頃おかしいんだ」というのは、昔からおかしい人がたまに陥る認知の歪みなのである。
走り出した足が止まらない
行け! 行け! あの人のところまで
誰にも抜かれたくないんだ
風! 風! 背中を押してよ
足が止まらない行け! 行け! あの人のところまで
誰にも負けたくないんだ
風! 風! 背中を押してよ
この歌を聞いていたおかげか、いつも捕まってしまう信号にも捕まることなく、文字通り〝走り出した足が止まらない〟まま、ピンクサロンに到着することができた。時刻は12時04分である。去年の最速記録が12時05分到着だったので、1分記録を更新した。ピンサロダッシュのピークは一般的には24歳だと言われているが、25歳になっても記録を更新することができた。
しかし、12時開店のこのピンクサロンには、12時04分でもまだ20人ほどの行列ができており、今回は速やかにピンサロ入店を諦め、近くの牛丼屋に足を運んだ。よくよく考えてみれば、ピンクサロンのメイン客層である大学生が夏休みで暇してる季節なので、開店直後に行列ができていても仕方がない。なにせ、ピンサロの多くは学割2000円OFFだ。私も大学生の頃は、受付で学生証を提出し「〇〇大学でーす!」と、店内に響き渡る声で読み上げられたものだ。おそらく、同じ大学の女の子に当たらないような配慮だったのだろう。そんなことを思い出しながら、行き場のなくなった精子と共に悶々としながら牛丼屋の席に座り、改めてチャットモンチーの『風吹けば恋』を聞きなおす。
走り出した足が止まらない
行け! 行け! あの人のところまで
誰にも抜かれたくないんだ
風! 風! 背中を押してよ
私は牛丼を食べながら驚愕した。ピンクサロンに20人の行列ができていたから仕方なくピンクサロン入店を諦めたのだと自分でも思っていたが、チャットモンチーの『風吹けば恋』には「誰にも抜かれたくないんだ」と先に明記されていた。もちろん、「偶然にも行列ができていたから仕方なく入店を諦めた」と現実を理解することもできるが、時には自分の身体から離れて「最初から誰にも抜かれたくなかったのだ」と、歌詞の方から自分を見つめたくもなる。そう考えた途端に、悶々とした気持ちも治まってきた。
私は確かに走り出したが、最初から誰にも抜かれたくなかった。そして世界は、そのようになった。
逆ナンパ喫茶 池袋「アクアクラブ」れぽ
こんばんは。25歳素人童貞です。
我らが日本代表のワールドカップは終りましたね。皆さん、日本戦は見たでしょうか?
五反田東口のラブホ街を歩いていると、チャイナエステの女の人に「オニィサン、マッサジ、ドゥ?」って話かけられるのが世の常であります。ワールドカップで日本が予選でコロンビアと対戦している真っ最中、ワイはまさに五反田東口のラブホ街を歩いていたのですが、その時も「オニィサン、マッサジ、ドゥ?」て、チャイエスの女の人に誘われ、いつも通りスルーしたら「ワルドカップカッ!(怒)」というように、いつもは言われるはずのない無駄な捨て言葉を吐かれ、ワールドカップって理不尽だなぁと思った次第です。その後も五反田東口のホテルBIX辺りで「お兄さん!今1-0ですよ!美熟女どうですか!?」とキャバクラか何かのボーイの人に誘われ、そのとき日本がコロンビアに1-0で勝っていることを理解することができました。もちろん、その後に五反田でデリヘルを利用したのですが、会って早々女の子が「ワールドカップ見ていい!?」と言ってテレビをつけはじめ、その後シャワーで身体を洗うときも浴室に備えつけのテレビをつけ、プレイ終わりにも部屋のテレビをつけて結果を確認し、結局、日本が2-1でコロンビアに勝利したことがわかったのであります。これがデリヘル的ワールドカップ観戦です。
最近、池袋の「アクアクラブ」という逆ナンパ喫茶に行ってきました。逆ナンパ喫茶とはなんぞやというと、要は、女の人が男の人を選んで仲良くお話をする喫茶店というわけです。
池袋「アクアクラブ」のシステムは面白く、男性は1時間4320円を支払い、最初に簡単なプロフィールカードを書いて掲示板に張り出してもらい、後は4畳くらいの個室でソファに座りながら女の人を待つのみです。すると、掲示板のプロフィールを見て、暇そうにしている男の人の部屋ところに女の人が入ってきてくれ、仲良くお話をするというわけであります。
【池袋店】
— 出会い喫茶❤アクアクラブ (@AQUACLUB_) 2018年6月26日
\💗/夜アクアもイイ感じ~\💗/
夜遊び女性💋ざっくざくご来店ちゅ~😘
🔥🔥夜遊び女性どっぷり17名突破🔥🔥
♂♂♂男性は4名様のみ💦♂♂♂
ハーレム体験💗大❣チャンス❣❣
今♂オッススメ~✨
📷只今店内で遊んでいるオンナノコ💘💘#出会い喫茶 ☎0353966900 pic.twitter.com/UjhzL49Nwz
ピンク色のプロフィールカードが女性のもので、青いプロフィールカードが男性のものです。どうやら女の人は、男性の部屋に入る際は、男性のプロフィールカードの上に赤いマグネットを置いていき、「この部屋は女性が既に入ってますよー」ということを他の女性に知らせながら入室する画期的なシステムを採用しているようです。
この逆ナンパ喫茶のシステムを知った時に、ワイはすぐに利用しようと思いました。逆ナンパ喫茶は別に風俗ではないですが、風俗好きの理由と重なるところとして、お金を払っておけば女の人が頑張って動いてくれるのでこちら側の主体性は大していらないし、キャバクラとかと違って1対1でコミュニケーションができるという点があるのではないかと妄想しました。大人数で話すのなんてコミュ障には辛いですからね。もし、風俗で男性器を露出しながらでしか女の人と話せなくなってしまった人間の社会復帰プログラムというものがこの世にあるとするならば、この逆ナンパ喫茶が採用されることでありましょう。
というわけで先月、ワイも池袋「アクアクラブ」という社会復帰プログラムに参加してきました。池袋東口のラブホテル街近くの、なんてことないビルに向かいます。
このビルの7階に逆ナンパ喫茶の「アクアクラブ」があります。
エレベータで7Fに到着して目の前のドアを開けるとすぐに受付で、女性の店員の方が2名出迎えてくれました。入会金半額サービスで5400円を支払い、2時間7560円のコースを受講します。最初にプロフィールカードに自分の性格とかアピールを書く欄があったのですが、「初心者で右も左もわからないので色々教えてください!」と、完全業界未経験の風俗嬢の紹介文に書いてありそうな文句を書いておき、優しい女性を待つ作戦に。プロフィールカードを書いたら掲示板に張り出してもらい、部屋に案内されます。
4畳ほどのボロイ黒ソファが置かれたボロイ部屋に入ってすぐ、1人目の女の人が来ました。25歳素人童貞よりも少し年上くらいのお姉さんで、学生時代にキャバクラをやっており、その時にこの「アクアクラブ」をよく利用していたとのことでした。この日は30分後に池袋で友達とご飯に行く約束があり、それまで暇だから誰かと話をするために久しぶりに「アクアクラブ」に来たとのことです。元キャバ嬢のお姉さんは、逆ナンパ喫茶初心者のワイに、色々なことを教えてくれました。先に挙げた通り、アクアクラブにいる女性は掲示板に張り出された男性のプロフィールに赤いマグネットをつけてから部屋に来ることや、女の人は当日だと人が多すぎて断られることもあるから事前に予約してから「アクアクラブ」に足を運びに来ること、「アクアクラブ」に来ている女性は気に入った男性とは基本的には外では会わずに「アクアクラブ」の中で会う約束をすることなど、色々なことを教えてくれました。30分後には「ありがとうございました。また会ったらよろしくね!」と丁寧に頭を下げ、元キャバ嬢の女性は颯爽と帰って行きました。
1人目の女性が帰った5分後くらいにまたドアのノックが鳴り、次の女性が来ました。おそらくアラフィフくらいの女性で、なぜか入室してくる時に凄く不審そうな目をしながら入ってきました。言うなれば、下手な万引き犯の表情。メンタリストDaiGo的に考えるならば、万引き犯が自分が万引きをしていることを周囲に悟られないようにするには「別にバレてもかまわない」と頭の中で考えると、表情が強張らないので悟られにくいのです。でも、中には自分が万引き犯という負い目から、「お前、私のこと疑ってるだろ!」という表情がモロに表に出てしまう不器用な人間というのがおるのでありますが、アラフィフの女性がなぜか、まるでそんな下手な万引き犯の表情をしながら入室してきました。
女性「はじめまして」
ワイ「はじめまして」
女性「よく利用するの?」
ワイ「初めてです」
女性「へー、M?」
ワイ「えっ...まぁねぇ、Mですよ」
女性「乳首感じんの!?」
ワイ「それは感じますよ」
女性「へぇ~、うんうん」
ワイ「...どういう理由でナンパ喫茶に来るんですか?」
女性「ん~、まぁ気が合えばハグとかしてちょっとエッチなことしたり、コスプレ来たり。。そういうのが目的な人は正直にそう言った方がいいよっ!」
ワイ「そうなんですね」
女性「そうそう、でもデリカシーないのはダメだね!会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」
え?会って四言目で「乳首感じんの!?」って言った人が、その後すぐ「会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」とか言い出すんか。会って四言目で「乳首感じんの!?」って言ったくせに。。。
自分がエロトークをいきなり振られても全然平気なエロい人が会って四言目で「乳首感じんの?」って聞いてくるのは全然いいしむしろ一言目で聞いてほしいくらいだけど、「会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」という思想の持ち主ならば、会って四言目で「乳首感じんの!?」って相手にも言うべきではないだろう。ちゃんと心にもマン筋を通して生きてほしい。もうこの時点でワイはこのアラフィフ女性に対して不信感を抱き、おそらく下手な万引き犯のような表情になってしまっていた。
その後はこのアラフィフ女性がこれまでの人生で出会った最低な男の話や、アクアクラブに通えることはいかに楽しくどれだけ自由かを本当に綺麗でキラキラした笑顔で話してくれ、ワイも夢を語る男の隣にいるようなウキウキした気分で話を聞いていたのだが、「会った瞬間にエッチなこと言ってくる奴は引く」と言いながら会って四言目で「乳首感じんの!?」って言ってくるような人の話にはさすがに共感しがたい。ワイの乳首にも聞いてみたら、乳首からしてもやはりこの女性には共感しがたいらしい。アラフィフ女性もワイとは進展がなさそうだと思ったのか、20分くらいしたら「そろそろ他の女の人とも話したいでしょ。最初はいろんな子と喋った方がいいよ」とにこやかに言葉を残し、最後立ち上がるときに「どうする?ここで今度待ち合わせする?」と誘ってきたが、「いや、また来た時に会うか会わないか運命に従うことにします。僕はMだから」と返事をして断った。これは別に皮肉でもなんでもなく、ワイは人生なんてマゾヒズムだと思っているし、それが唯一の幸せな生き方だと信じている。
ヨンコトメ・チクビカンジンノーが退出したあと、また5分くらいして次の女の人が来た。もう特徴を捉えるのが難しいくらいに普通に塩顔で普通のファッションをした普通の体型の20代後半くらいの女性だ。
女性「失礼します。すいません、入っていいですか?」
ワイ「どうぞ」
女性「えっ、いいですか?」
ワイ「どうぞ」
めちゃくちゃ躊躇しながら入ってきた。たぶん、ワイが「どうぞ」と言いながらも、ヨンコトメ・チクビカンジンノーのせいで下手な万引き犯の表情になってしまっていたから、3人目の女性が入室を拒否されてると勘違いしたのだろう。
女性「はじめまして」
ワイ「はじめまして」
女性「・・・」
ワイ「よく来るんですか?」
女性「まぁ、たまに...」
ワイ「何目的で来るんですか?」
女性「いや、特に目的はないけど話せればいいかなみたいな」
ワイ「へー、人と話すの好きなんですね」
女性「いや、そうでもないんだけど」
ワイ「そうなんですね、今日はたまたま話したい気持ちだったんですか?」
女性「いや、ちょうど会社の帰り道だったんで」
ワイ「へー、会社池袋なんですか?」
女性「違います、電車が通り道なだけで」
ワイ「へー、それって結構アクティブにここに来てますよね」
女性「いや、別にアクティブってわけでも」
ワイ「・・・」
女性「・・・」
この人がここに来てる動機がよくわからねぇ!
女性「さっき他の人と喋ってたんだけど、そのおじさんが一時間も自分のことばっかり喋ってきて」
ワイ「へー」
女性「なんかいるじゃないですか。こっちの反応関係なく自分の話ばかりしてくる人」
ワイ「いますね」
女性「それでさっきプラモデルの話を一時間されて。私別にプラモデルの話なんかわからないから適当に頷くしかないんですけど、」
ワイ「うん」
女性「それでも自分の話ばかりしてるから私の相槌なんて関係ないんですよwww」
やばい!こういうタイプの人苦手や!これは風俗とは違う逆ナンパ喫茶の落とし穴だ。風俗のように金額に見合ったサービスではなく、ただ場をセッティングするだけというナンパ喫茶のようなところには、男性がお金を支払っているのに対して、来ている動機もよくわからなければ何が楽しいのかわからないがただただナンパ喫茶コミュニティの中のネタだけで世界を回していく無料コンテンツ乞食みたいな女性とも遭遇するのだ!あれだ、ネットで有名ブロガーに無料でアドバイスを求めながら結局何をやりたいのか意味のわからないワナビのブロガーくらいに意味のわからない奴だ。そんでお金稼いでる有名ブロガーから
「相談を求められてアドバイスしても、100人の中で実際に動くのは2、3人しかいない!その中で成功する人は1人いればいい方。もう時間の無駄だと思うようになってきた!」
とかSNSで遠まわしに愚痴言われちゃうタイプの奴や。だって、ワイも思ったもん。この人と喋っていても「ワイの時間が無駄だっ!」って。でも、ワイがそう思ってしまうのも仕方がないところがあって、だって、池袋アクアクラブは女性が無料で参加できるのに比べて、男性は1時間4320円払っているからね。1時間4320円ということは、8時間で約35000円。1か月20日が労働日とすると、約70万円になる。しかもこれはあくまで目の前にいる女性との差額だからね、女性の平均月収が18万円くらいだとすると、アクアクラブにいる時のワイの月収は88万円ということになって、年収で換算すると立派な1000万円プレイヤーだ。「ブログだけで年収1000万円稼ぎました」ってなったら、もう有名ブロガーだし、さらなる拡大を求めてオンラインサロンを開くし、オンラインサロンを開く時は他のブロガーにも夢を見させたいし集客のためにも「ブログだけで年収1200万円稼ぎました!」ってちょっと盛って言うくらいのレベルだからアクアクラブのボロイ黒ソファに座ってる時点でワイの年収は1200万円なんですよ。そんでオンラインサロンがうまくいって収入が増えて本当に年収が1200万円に到達するんだ。そしたら、この「先に高い年収を言って集客をすると後から本当にその年収になることができる」という情報教材ビジネスにありがちなちょっと薄汚れたビジネスモデルをオンラインサロンで知り合ったお気に入りのブロガーには秘密の稼ぎ方の話として共有して、ネット上では「まず自分の目標を口に出すことから始めましょう」「思考は現実化するんです」とかいう綺麗な言葉に変換して多くの人にマウンティングをするんだ。そしたら年収600万円のブロガーは「ブログで年収800万円になりました!稼ぎ方教えます!」ってnoteで情報を売り出すし、年収300万円のブロガーは「ブログで年収500万円になりました!稼ぎ方教えます!」ってnoteで情報を売るんだ。んで年収が低くてリテラシーが低いブロガーほど「思考は現実化する」というメソッドと「嘘ついても儲ければいいっしょ!」の微妙な境界線がわからなくて挙句の果てにただの詐欺師が誕生するんだ。こうやって善良な人間たちによる自発的なねずみ講システムは確立していく。池袋アクアクラブっていうのはね、ワイみたいな年収の低いカスみたいな人間でも、ねずみ講システムを牽引していくカリスマみたいな気持ちにさせてくれる、そんな素敵な場所なんだ。それなのに目の前に何をしたいのかよくわからない人が現れたら、「ワイの時間が無駄だっ!」って思っちゃう。ぶっちゃけワイもアクアクラブに何しに来たかよくわからないけど、それでも自動的に年収1200万円の人間になるシステムだから傲慢になっちゃう。でも残念なことに、実際のところのワイは行動に移せない年収カスの人間だから「ワイの時間が無駄だっ!」とか思いながら、1時間自分の話ばかりするおっさんの愚痴を、1時間聞いた。
こうしてワイのアクアクラブの2時間は終わり、部屋を出た。すると別の部屋から、ヨンコトメ・チクビカンジンノーが出てきて廊下で鉢合わせをしたのだが、彼女は部屋から出てくる時もまた、下手な万引き犯の表情になっていた。
今年の昼休みもまた、ピンクサロンに走り出していた
気づけば、走り出していた。
昼休みにピンクサロンに向かってよく走っていたのは、ちょうど、去年の今の季節あたりではなかっただろうか。あれから1年が経ち、また、男性器も1年勃ち続けている。
先日、池袋のメンズエステで銀髪ギャルからマッサージを受けたら、頭も、肩も、背中も、腰も、足裏も、全てが凝っていて「凝りやべーwww」と言われながらマッサージをされたのに、股間の付け根のリンパには一切の詰まりがなく、「超リンパ流れてるやべーwww」と言われながら、いわゆる鼠径リンパ節をマッサージしてもらった。身体のあちこちが凝っていようが、男性器だけは絶好調。そんなことはあたかも昔からわかっていたというような気持ちで、躊躇なくその現実を受け入れることができた。それくらいに勃ち続けてきた1年であったし、それと同時に、様々なことが変わった1年でもあった。
まず、走って向かう先のピンクサロンの店名が変わった。ピンクサロンの店名が変わると、行動が変わる。行動が変われば、習慣が変わる。習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる。
池袋のピンクサロンは店名が1年続けばいい方だ。風営法の事情はよくわからないが、店名を変えていくことがピンクサロン存続の技法らしい。
ワイが大学生の頃、池袋に「Cawaiiハイスクール」というピンクサロンがあった。その場所には今でもピンクサロンがあるのだが、もうこの5年の間で数えきれないくらいに店名が変わっている。大学の友人の誕生日に「Cawaiiハイスクール」に連れて行ってあげたことが懐かしい。
大学2年生の頃、その「Cawaiiハイスクール」で『3行ラブレターを送って大賞を受賞したら無料券プレゼント』という企画をやっており、100通近くの中からワイの3行ラブレターが見事大賞に輝いた。
貴女を指名した時はいつも、ついつい話が弾んでしまいます。この高鳴った心臓の音を、かき消すために。
こんな3行ラブレターを書いて勝ち取った30分無料券で、どのツラさげてピンクサロンに遊びに行けというのか。店員にも、女の子にも、「あの3行ラブレターの人ね」とバカにされるに違いない。まだ若く、そして若さ故の高い自意識に苛まれていたワイは、どのツラ下げて行けばいいかまで考える余裕を持ち合わせておらず、どの金玉袋ぶら下げて行けばいいか考えるだけで頭がいっぱいいっぱいだったし、ピンクサロンで女の子の服を脱がすとおっぱいおっぱいだった。結局、その無料券を使うことはなかったが、5年前の自分に「俺はどうするべきだったんだ?」と聞かれても、どう振る舞えば正解だったか今でも応えられないのが正直なところだ。おそらく、ピンクサロンに3行ラブレターを送らないような人間として育つことが正解だったのではないか、という考えが頭をよぎらないわけではない。
話を戻そう。この1年で、確かにピンクサロンの店名は変わった。しかし、なにより変わってしまったのは、自分自身の方だ。
1年前は、純粋な気持ちでピンクサロンに向かって走っていたように思う。なんの目的もなく、ただ走った。こんなことを今更、しかも文面で語ったところで誰にも信じてもらえないと思うのだが、ピンクサロンに向かって走るときに感じる太陽の光、生暖かい風、池袋の匂い、そうした環境に触れ合いながら走ることと、ピンクサロンで射精をすること、どちらの方が気持ちよいか1年前の自分に問いかけるならば、真っすぐに「射精」と応えたと思う。それが1年経った今となっては、間違いなく「射精」だ。
この1年間で、知り会いの人が増えた。人見知りなので、ワイのブログを読んでくれている人としか基本的に会わないようにしている。相手は大体自分のことを知っているので、わざわざ知らない人相手に自分をプレゼンするという必要がなくて楽だからだ。
しかし、ブログ経由で人と会うと困ることもある。ブログに書いてあることなんて過去の自分のことだから、今更ブログの内容のことを聞かれたところで、書いた時と同じテンションで応答することは難しい。ワイは、もう過去の自分のことを半ば忘れてしまった。1年前に自分が書いた文章を読んでも、「何言ってんだこいつ」としか基本的に思わない。そんなことに向き合うことが多くなり、少しさびしい気持ちになってきたので、過去の自分に会いたくなった。今回は「過去の自分を思い出したい」という目的で、ピンクサロンに走りだした。そうすれば、1年前に必死にピンクサロンに向かって走っていた頃の自分に近づけるのではないか、という淡い期待があった。
だから、走った。池袋の民には、ワイが昼休みにピンクサロンに走っているように見えていると思うのだが、実のところ、ワイは過去に向かって走っているのだ。かの有名な映画のタイトルを捩るならば「時をかける素人童貞」だ。時をかける素人童貞が向かうピンクサロンは、ピンサロ嬢の口の中に出すにしろ、ピンサロ嬢の手の中に出すにしろ、どちらにせよピンサロ嬢に精子をかけることになる。かの有名な映画のタイトルを捩るならば「精子をかける素人童貞」だ。もはや「時をかける少女」となにも掛かっていない。ワイがかけられるのはやはり、精子だけなのかもしれない。
弊社では、昼の12時~13時に皆が一律して昼休みを取るルールになっている。ワイは去年、何度か昼休みピンサロダッシュを慣行した経験から、自分がいかに厳しい条件に立たされているのかをよく知っている。
池袋のピンクサロンは、多くの店では平日12時に始まる。池袋は交通の便もよく、また、ピンクサロンのレベルも非常に高いので、平日であったとしても12時前にはおじさんたちがお店の前に行列をなし、通りを歩く日本の若者や外国人観光客から「なんじゃこいつら!」という目で見られている。
例えば、池袋東口の「ストリップ劇場ミカド」の隣にあるピンクサロンの開店前の行列に並んだ時の話をしよう。周知の通り、「ストリップ劇場ミカド」と池袋東口の某ピンクサロンは、写真のように、ちょうど道角を挟んで隣り合っている。
今からちょうど2年くらい前、朝の9時半頃に整理券をもらうためにワイは「ストリップ劇場ミカド」の道角を挟んだ隣のピンクサロンに並んでいた。これは皆既日食のような話なのだが、何年かに1度、「ストリップ劇場ミカド」の上映前の行列の末端と、ピンクサロンの整理券の行列の末端がちょうど重なり合い、おじさんが満ち欠けるのを観測できることがあるのだ。
それがまさに2年前の早朝にワイがピンクサロンの整理券の列に並んでいた時に起こったのだが、そうなると困ることに、次に並びにきたおじさんが、どこまでがストリップ劇場ミカドの列で、どこまでがピンクサロンの列なのか混乱してしまうのだ!その時、ワイはまさにピンクサロンの行列の末端にいた。事件は行列の先頭で起きてるんじゃない、末端で起きてるんだ!当時、特に職に就いていなかった罪悪感がそうさせたのではないかと今となっては回想するのだが、ワイはピンクサロンの整理券配布の列の末端で、次に来るおじさんの列の振り分けを自主的に行っていた。いや、正確に言えば〝自主的〟というほど内から湧き出てくる意志による行為なのではなく、それはある種、天からやってくる使命のようにワイには感じられていた。
おじさんの列の振り分けという天命を全うしていると、当たり前のことだが、おじさんとの会話が生まれてくる。列を振り分ける際の会話の流れで、ストリップ劇場の方の列に並んだおじさんが、話しかけてきた。
(2つの行列を目の前にきょろきょろするおじさん)
ワイ「こっちピンサロですよ」
おじ「あ゛~、じゃあ俺゛こっち(ニヤ」
ワイ「はい」
おじ「そっぢはピンサロか!?」
ワイ「そうですね」
おじ「いくら゛!?」
ワイ「指名するんで総額6000円ですね」
おじ「指名込みで6000!?だったら゛俺、2回ストリップ見るわ゛!ストリップなら2回で8000円。こっちの方が安い゛!」
列の振り分けをしてやったのに、突然、ストリップマウンティングを喰らわされた。このおじさんは、ピンクサロンとストリップという比べるべきでないものを比べ、また、「ストリップは1回4000円だからこっちの方が安い」と言えば良いところを、「2回で8000円!こっちの方が安い!」と、なぜか2回分の料金を提示し、その2回分の8000円という値段がピンサロ1回6000円の値段を超えてしまっているので説得力も限りなく失われてしまっている。私たちが何気ない日常生活の中で、フッと身体が軽くなるような〝自由〟を感じる時があるとすれば、このようなおじさんと出会った時だ。おそらく、このおじさんはこの日、2回ストリップを見る予定に違いない。
最近の池袋は観光客も多く、特に西欧人のコミュニティの中で、このユニークな〝ピンクサロンに列をなすオジサンたち〟が1つの観光スポットになっていて、Web版のNew York Timesでも長め記事として取り上げられたこともあるというのが、ワイが聴いたばかりの最新の幻聴だ。
池袋のピンクサロンはそんな行列をなすほど人気なもんだから、口開けの12時に行くと空いている女の子なんていない。基本的に1プレイ30分だから、次の12時30分に行けば空いている女の子もちらほら出てくるが、12時半に行くとプレイの終わる時間が13時なので、オフィスに戻るのが遅れてしまう。昼休みピンサロダッシュは、素人が思い描いているほど簡単なものではない。
しかし、この日は幸運なことに、昼の11時40分に突然上司に呼び出され、そのままプロジェクトの会議を行い、その会議が12時半終わった。
上司「12時半になっちゃったから、昼休みは13時半まででいいよ」
チャンス。俺は、走り出した。わき目も振らず、一目散にピンクサロンへと走った。ピンクサロンで遊ぶことを想像するだけでイチモツは少し元気になり、そんな状態で一生懸命に走っているもんだから、イチモツはもうズボンの中でブルンブルン飛び散っている。言うなれば〝イチモツ散〟だ。言い直そう。俺はわき目も振らず、イチモツ散にピンクサロンへと走った。
ワイ「フリー何分待ち?」
店員「フリーならすぐ行けます。生理の女の子がつく場合もありますので、その際は下のお触りなしでお願いします」
ワイ「おk」
店員「マウスウォッシュ3回お願いします」
ワイ「シュッ、シュッ、シュッ」
店員「お手洗いはよろしいでしょうか?」
ワイ「おk」
店員「それではご案内です」
勝った!すぐにプレイルームへと通された。12時半に会議が終わったことを好機だと思ってイチモツ散に走りだした俺はやはり間違っていなかったのだ!今回は案内される前に爪のチェックがなかった。爪のチェックがないということは、こいつは粘膜を触れる権利の無い人間だと暗黙の内に告げられたことを意味する。つまり、生理でパンツが脱げない女の子が来るということだ。そんなことは関係ない。今日、俺は1年前の俺に会いにピンサロに走って来たのだ!
プレイルームでウーロン茶を飲みながら待っていると、
風嬢「こんにちは。はじめまして~」
と、女の子が現れた。ショートヘアで、体型がたくましい女の子だ。さっそくイチャイチャしながら服を脱がせていくと、しっかりとした肩幅に、豊満なボディが登場。やけにたくましい体型だ。この女の子は、何かスポーツをやっているに違いない。
先日、デリヘルでプレイ終わりに女の子と一緒にお風呂に入りながら、こんな会話をした。
風嬢「ねぇ触ってみて!私の脚の筋肉すごいでしょ!」
ワイ「本当だー!すごいっ!なんか運動してたの!?」
風嬢「してたっ!」
ワイ「えー、待って待って、答え言わないで!筋肉だけで何のスポーツしてたか当てるから!!!」
風嬢「ごめん、それは無理」
ワイ「えっ...」
風嬢「答え、言えないから」
ワイ「あっ...」
風嬢「...」
ワイ「...」
そんなトラウマが植え付けられてしまったのだが、やはり筋肉質な身体を見ると、なんのスポーツをしていたのか気になる。思い切ってピンサロ嬢に「なにかスポーツしてるの?」と聞くと、「野球やってたの」と気軽に教えてくれた。そうか、野球か。肩幅がしっかりしているのも頷ける。気づいた時には、ストレートの握りでおっぱいを揉んでしまっていた。
しばらくイチャイチャしながらキスを嗜んでいると、
「あぁ~っ、もうダメ!これ以上キスすると気持ちよくて仕事にならない!」
そう言って、彼女はワイにギュッと抱き着いてきた。それがキスを拒否する仕草だということも、経験値の増えた今のワイなら知っているし、なんならワイが初めて五反田のピンサロに行った時に
「だめよ、あなたのキスは優しすぎるわ」
と、お姉さんが言ってきたのも、非常にテクニカルなキスの拒否の作法であったことを、今から遡及的に解釈することだってできるようになった。
「今日は生理だからパンツ脱げないの。ごめんね。でも最近下っぱらが出てきちゃったから、隠せてよかった」
そんなことを照れながら言ってきたピンサロ嬢の下っ腹に目をやると、確かに綺麗に膨らんでいる。周囲より少し盛り上がるはずの恥丘も、下っ腹が膨らみ過ぎてただの曲線の一端に甘んじてしまっている事態だ。ワイがそんな下っぱらに視線を落としたことに気づいたのか、ピンサロ嬢は
「うふふ」
と、笑った。ワイもつられて
「デュフフw」
「誰も端っこで泣かないようにと、君は恥丘を丸くしたんだろ」
なんて甘い言葉をかけることができる人間だったならば彼女の心を虜にできたかもしれないが、現実の自分は体格の良い彼女に個室の端っこに追いやられながら手コキをされ鳴いているのだった。
「あっ、だめっ、あっ、あっ、きもひぃっ、イクッ、イッ」
男性器の先から、憎しみ、妬み、不安、疫病、苦痛、欠乏など、ありとあらゆる災いが溢れだし、人間の世界に飛び散った。慌ててピンサロ嬢がすぐに口で蓋をし、ピンサロ嬢の口の中には最後に一つ、亀頭だけが残った。
「すごい!いっぱい出たねっ!」
「デュフフw」
おしぼりで身体を拭いてもらい、服を着る。ピンサロ嬢から名刺を受け取り、最後にお別れのハグをし、オフィスへと急いで戻った。時計を見ると、時刻は13時17分。47分間の出来事であった。
風俗シャワー対談③ M性感でのシャワー篇
こんばんは。25歳素人童貞です。
25歳の愚息です!
愚息君、風俗に行って最初のシャワーを浴びたがらない人間がいるらしいよ。
よくTwitterで叩かれてますね!
シャワーの時間がもったいないと思うんだったら、女の子が来る前にシャワーを1人で浴びるシステムを取っているお店を使えばいいのにね。
あれは革命ですね。
ほんと、革命です。
60分コースでも、すごく長く感じますね。
でも君もこの前シャワー浴びなかったよね。
違う!あれは終わりのシャワーの方だ。
それもどうかと思うけど。
GWに渋谷の手コキ店に行った時ね。黒髪清楚のすごい大人しめの何考えてるかよく読めない女の子が来て、ササッと手コキしてもらって。
女の子から
「シャワー浴びますか?」
って聞かれた時に、まぁ、GWで気が大きくなっていたというのもあり、それと平成があと1年で終わるっていう危機感もあったので
「ローションでちんこカッピカピのまま帰る!」
って言ってみたら、
「ふわぁっ!絶対また来てください!」
ってキラキラした目で言われて、もう、意味がわからなかったね。
誰にどんな言葉が響くかわからない世の中です。
まぁ、次指名しても
「ローションでちんこカッピカピのまま帰る!」
以上の自分を見せてあげられないから、指名できなくなってしまったね。
あまり自分のことは大きく見せすぎない方がいいね。大きすぎは良くない。ちんこと一緒です。
・・・
・・・
それにしても、シャワー対談の3回目ですが、だんだん飽きてくるでしょう。
ちんこと一緒ですって僕のギャグどうでした?
でもね、お客さんである僕らよりも、風俗嬢の方が何倍もシャワーに飽きてると思うんです。
何度も何度もシャワーやってるからね。
そうそう。じゃあ飽きてきたらどうするか、そこを創意工夫してきやがるのがM性感嬢ですよ!
あの方たちは研究熱心ですからねぇ。
というわけで今日はM性感のシャワーについて語りまくろう。
ちんこ!
まずね、これはM性感あるあるなんですけど、M性感ってやっぱアナルを洗わなければいけないわけじゃないですか。だからシャワー浴びる時に
「壁に両手をつけて、お尻を突き出して」
って命令がよく下るんですよ。
僕、初めてM性感利用した時にこのポーズを取るように言われて全力でやったら
「洗いやすっ!今までで一番洗いやすいわっ!」ってめっちゃ褒めてもらえたんだよね。
すごい勢いで褒められてたね。
どうやらこのポーズを恥ずかしがってしまうお客さんが多いんだって。
いい大人がそんなポーズしたくないもんね。
うん。でも、シャワーの時からもうプレイは始まっていると思うんだよね。M性感って嬢様との信頼関係が深くなるほどオーガズムも深くなるって言うじゃないですか。相手のことをどれだけ信頼して自分を曝け出せるかってのも気持ち良くなるためには重要なことだからね。だから、シャワーの時から嬢様に言われたことは全力でやるべきなんですよ。
「貴女のことをこれだけ信頼する勢いで来てる」
っていう気持ちを示す気概が重要なんです。
何ちょっといいこと言おうとしてんだよ、お前。我慢汁ぶっかけるぞ。我慢汁ぷしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!
シャワーでプレイが始まっていると言えば、やっぱフェザータッチが上手い人は、シャワー中のタッチも全然違うよね。単純に手にボディーソープをつけて洗ってもらってるだけで気持ち良かったりね。太腿を洗う時に親指とか人差し指の先っぽだけアナルを掠めていったりしてくれるのもいいよね。
寄り道ならぬ、寄りアナルですね。
寄りアナルは文化だよね。寄りアナルは全風俗嬢にマスターしてほしいです。
寄りアナルされると秒速で勃ちますね。
あと、ボディーソープをつける前の水洗いの状態でフェザータッチをしてきた後に、ボディーソープをつけてからまたフェザータッチで遊びだす嬢様がいたけど、あれは良かったよね。美味しい珈琲とかカレーと同じように、1度のシャワーで複雑なフェザータッチの味が身体の中に広がっていくみたいな感覚になったよ。
コクのあるフェザータッチですね。
しかもその嬢様、手の平に水を溜めた状態でお尻の穴を手の平で覆って、真空状態で
「ブフォッ!ブフォッ!ブフォッ!ブフォッ!」
って音を鳴らしながら洗ってきて、衝撃的でした。
けたたましい音だった。
あの洗い方をしてくる人は他にまだ会ったことない。どうなってんだあの洗い方。
M性感嬢とのシャワーって、こういう風にいろいろ珍しいことがあるんだけど、もっと高度なことを仕掛けてくる嬢様もいるんですよ。
どういうことですか。
M性感って、最初に問診票を書くところがほとんどじゃないですか。「好きなプレイは」「やってほしくないことは」「フィニッシュの仕方は」とか、色々書くじゃないですか。んで問診票を書き終わって少し話して、
「じゃあシャワー準備してきますね」
って嬢様がシャワーの水を出しっぱなしにしてお湯になるのを待つ。そんでお湯になったところで
「じゃあ行こっか」
って手を繋いでシャワー室に案内される、っていうのが普通の流れじゃないですか。
まぁよくある流れですね。
そうでしょ。でも昨年、有名店のM性感に行ったら、シャワーを出しっぱなしにして
「じゃあ行こっか」
って手を繋いでシャワー室に連れてかれるかと思いきや、ベッドの方に連れてかれたんだよね。んでベッド上で、僕の好きって伝えておいたプレイを簡単に披露してくれたのよ。
YouTuberが本編の前にダイジェスト版の動画を流すみたいな感じですかね。
あれは«シャワーを流しっぱなしにして「じゃあ行こっか」と言われたらシャワー室に連れてかれる»という人間の定型化された認知を崩しにかかってきているんですよ。
確かに、それやられた時「え、なになに!?」みたいなサプライズ感で頭がクラクラしましたね。あういうのは記憶に強く残ります。
だよね。あれは地味だけど衝撃的でした。
あと記憶に残るといえば、人妻をコンセプトにしたようなマイナーなM性感店に行ったときのアラサーの女の人も記憶に強く残ってるね。
シャワー室に向かう時にちんこを握って連れてってくれた人ですね。
そうそう
「じゃあシャワー行こっか」
って言って僕のちんこを引っ張ってシャワーまで連れていくタイプの人だったから、主従関係が始まったな~、と思ったのでじゃれ合おうとして
「ちょっと、これなんですか!(笑)」
って言ってみたら
「不安なの!」
って真顔で返されてしまってね。
「不安なの!」って言われた時、こっちもめちゃくちゃ不安な気分になりましたね。
今思い出しても、凄く不安な気持ちになります。
~シャワーで面白いことが起これば④に続く~